リリーパッド

22 de 7月 de 2026

『トイ・ストーリー5』に登場するタブレット型キャラクター、リリパッドの印刷して遊べるぬりえです

「リリパッドは、おもちゃなのか。それとも、おもちゃじゃないのか」

ある日の夜、ボニーの部屋で、とても大まじめな「おもちゃ会議」が始まりました。議長はウッディです。積み木を机の代わりにして、その上に小さなメモ用紙を置いています。バズ・ライトイヤーは腕を組み、宇宙の大切な会議に参加しているような顔をしています。ジェシーは床に座ったまま、早く結論を出して遊びに行きたそうです。レックスは「もし答えを間違えたら、何か爆発するの?」と心配しています。

会議の中心にいるのは、画面を静かに光らせたリリパッド(Lilypad)です。ボニーが夢中になっている新しい相手であり、ゲームも映像も音も見せられる、とても賢いタブレットです。ウッディたちが知っている昔ながらのおもちゃとは、ずいぶん姿が違います。木でできているわけでも、布でできているわけでもありません。引っ張るひももなければ、背中のボタンを押して決まったせりふを話すわけでもありません。

けれど、リリパッドには目があり、表情があります。ボニーが触れると反応し、楽しそうな時間を作ってくれます。ウッディが悩むのも無理はありません。

そのとき、リリパッドの画面に一枚の白い絵が映りました。色のついていない自分自身の絵です。

「これをみんなで完成させたら、答えが分かるかも」

リリパッドがそう言うと、ジェシーはすぐに赤いクレヨンを持ち上げました。バズは青と紫を選び、宇宙らしい配色にするつもりです。レックスは緑色を取りましたが、自分と同じ色になってしまわないか少し迷っています。ウッディは茶色を手にしながら、どこから塗ればいいのか考え始めました。

こうして、会議はいつの間にかぬりえ大会に変わってしまいました。

トイ・ストーリー5のリリパッドぬりえも、ここから同じように遊びを始められます。まず画像を印刷し、色鉛筆やクレヨンを机に並べます。けれど、最初から完成した姿を思い浮かべなくても大丈夫です。目から塗っても、画面から始めても、周りに背景を描いてから本体へ進んでもかまいません。

リリパッドは緑色のイメージがよく似合いますが、ぬりえの世界では色に決まりはありません。いちごミルクのようなピンク色でも、夜空のような濃い青でも、みかんのような明るいオレンジ色でも楽しく仕上がります。左右で違う色にしたり、水玉模様や星模様を加えたりしても面白いでしょう。

たとえば、画面の中に小さな花火を描けば、リリパッドは夏祭りを案内するタブレットになります。赤や黄色、青の花火を空いっぱいに描き、周りにちょうちんや屋台を加えると、ボニーの部屋がにぎやかなお祭り会場に早変わりします。

ジェシーは輪投げに挑戦し、何度も高得点を出しそうです。バズは金魚すくいの水槽を、未知の水生生物を観察する研究施設だと思うかもしれません。ウッディは射的のお店で、警長らしい真剣な表情を見せるでしょう。レックスは太鼓の大きな音にびっくりして、綿あめの袋の後ろに隠れてしまいそうです。

子どもは、そんなお祭りの様子をリリパッドの周りに自由に描けます。浴衣の模様を考えたり、カラフルなヨーヨーを並べたり、屋台にたこ焼きやりんごあめを置いたりすると、ページ全体が一つの物語になります。

もちろん、お祭りでなくてもかまいません。リリパッドの画面を大きな水族館の窓に変えることもできます。画面の向こうをクラゲがふわふわ泳ぎ、色とりどりの魚が行き来しているように描くのです。

バズは魚たちを宇宙船の編隊だと思い、どの魚が隊長なのか調べ始めます。ウッディは迷子になった小さな魚を家族のところへ連れていこうとします。ジェシーは速く泳ぐ魚と競争したくなり、レックスはサメの姿を見た瞬間、画面からできるだけ遠い場所へ逃げるでしょう。

リリパッド自身も、画面の中と外がつながって見えるように塗れます。画面から水がこぼれ出し、床の上に小さな海が広がっているような絵を描いても楽しいです。青い線が輪郭から少しはみ出してしまったとしても、それを失敗にする必要はありません。その線を波に変え、貝殻や泡を足せば、思いがけず素敵な海の場面が生まれます。

ぬりえでは、少しくらい線からはみ出しても大丈夫です。丸い色の跡はボタンにできます。細長い跡はコードや道に変えられます。何かを間違えたと思ったときこそ、新しい絵が生まれることがあります。

黄色い点が一つできたなら、小さな星にしてみましょう。その横にもう一つ星を描けば、夜空が始まります。さらに月を加えれば、リリパッドは宇宙旅行の案内役になります。画面には惑星の地図が映り、バズが進む方向を指示しているかもしれません。

ところが、リリパッドが「右へ進んでください」と言っても、バズが必ずそのとおりに進むとは限りません。遠くで光る何かを見つければ、すぐに調査へ向かってしまいます。ジェシーは一番速そうな道を選び、ウッディは困っている誰かを見つけるたびに立ち止まります。レックスは小さな隕石が転がった音を聞いただけで、巨大な宇宙怪獣が来たと思い込んでしまいます。

リリパッドの完璧な地図は、何度も書き直されることになります。

けれど、それは悪いことではありません。子どもの遊びも、最初に決めたとおりには進まないものです。積み木で駅を作っていたはずが、途中からロボットの家になることがあります。折り紙の船が、急に空飛ぶ乗り物へ変わることもあります。ぬいぐるみのお医者さんごっこが、いつの間にかレストランごっこになることだってあります。

リリパッドは、そんな予想できない遊び方に最初は驚くかもしれません。画面のゲームには始まりがあり、ルールがあり、目標があります。けれど、紙の上の遊びでは、目標を途中で変えてもいいのです。色を塗りながら新しい場面を思いついたら、そのまま描き加えられます。

リリパッドの画面に、玩具専用のアプリを描くのもおすすめです。ウッディには、なくした帽子やバッジを探すアプリが必要でしょう。ジェシーには、部屋の中に競走コースを作るアプリが似合います。バズには星の場所が分かる宇宙地図が欠かせません。

レックスのためには、怖い音をかわいい音に変えるボタンを用意してあげましょう。掃除機の音は「ぴよぴよ」というひよこの声に変わります。雷の音は、大きなしゃっくりになります。暗いベッドの下から聞こえる物音は、眠くなる子守歌へ変わります。これならレックスも、少しだけ勇気を出せるかもしれません。

フォーキーには、捨てられそうな物を探すアプリがぴったりです。紙切れ、プラスチックのスプーン、空き箱、きれいなふたを見つけると、画面に大きな印が出ます。フォーキーは宝探しの知らせを受け取ったように大喜びし、ベッドの下へ走っていきます。

ウッディたちは本物の宝物があると思ってついていきますが、見つかるのは小さく丸められた包み紙です。それでもフォーキーにとっては、とても価値のある発見です。子どもはリリパッドの画面に、帽子、星、靴下、お菓子、虫眼鏡などの小さなアイコンを描けます。

靴下のボタンは、片方だけになった靴下を探してくれます。虫眼鏡を押すと探偵モードが始まります。お菓子のアイコンはキッチンへの道を教えます。ただし、ウッディから「ボニーに内緒で食べてはいけない」と注意されるかもしれません。

大きな「?」のボタンを作るのも面白いでしょう。何が起こるのかは、描いた子どもだけが決められます。

そのボタンを押すと、部屋の重力がなくなるかもしれません。積み木、クレヨン、靴下、ぬいぐるみがふわふわ浮き始めます。ウッディは空中を漂う帽子を追いかけ、ジェシーは浮いている物を足場にして飛び回ります。バズは「宇宙空間での訓練だ」と張り切り、レックスは天井から降りられなくなって泣きそうになります。

リリパッドは画面に矢印を出し、元の場所へ戻る方法を示そうとします。しかしフォーキーがボタンをもう一度押してしまい、今度は部屋のすべてが小さくなります。机が積み木ほどの大きさになり、玩具たちは鉛筆よりも小さく見えます。

この場面を描くときは、リリパッドの周りに浮かぶ物をたくさん加えられます。クレヨン、星、紙飛行機、おもちゃの車、風船など、好きな物を描いてください。背景を濃い青や紫で塗ると宇宙らしくなり、明るい黄色や水色を使うと夢の中のような雰囲気になります。

絵の具を使って背景を塗る場合は、少し厚めの紙へ印刷し、大人と一緒に机を準備すると安心です。大きな筆で空や床を塗り、乾いてから色鉛筆で細かな模様を描くと、いろいろな画材を組み合わせた作品になります。

クレヨンなら、広い部分を元気よく塗れます。色鉛筆は目や画面の中の細かな絵に向いています。カラーペンを使うと、リリパッドの画面が本当に光っているように見えるでしょう。

一度にすべてを完成させる必要はありません。今日はリリパッドだけを塗り、次の日に背景を描くこともできます。あとからアイデアが浮かんだら、新しい登場人物を加えてもかまいません。

たとえば、ページの隅に小さな丸を描いたとします。その丸を、転がるたこ焼きにしてみるのはどうでしょう。たこ焼きには顔があり、つまようじを旗のように持っています。リリパッドの画面には「逃げたたこ焼きを探してください」と表示されています。

ウッディは警長として捜索を始めます。ジェシーは机の下をものすごい速さで走ります。バズは床に残ったソースの跡を、未知の生命体が残した暗号だと考えます。レックスは、たこ焼きの中に本当にタコが隠れていると聞いて怖がります。

逃げたたこ焼きは、本棚の上、鉛筆立ての中、クッションの後ろへ転がっていきます。子どもはその道をページの中に描けます。ソース色の点線をつなげ、ゴールに小さなお皿を置くのです。

ところが、たこ焼きは食べられたくて逃げたわけではありません。自分も玩具の仲間になりたかったのです。リリパッドはその話を聞き、画面に新しいプロフィールを作ります。名前、好きな遊び、得意なことを登録しようとしますが、たこ焼きの得意技は「転がること」しかありません。

それでもジェシーは、転がる速さを生かして競走をしようと言います。バズは新しい乗り物として使えるか調べ始めます。ウッディは、仲間になりたいなら歓迎すると伝えます。レックスも、近くで見ると思ったほど怖くないと分かります。

このように、ぬりえ一枚から、まったく新しい物語を作ることができます。さらに別の紙を用意し、場面を続けて描けば、自分だけの小さな漫画になります。

最初のコマでは、たこ焼きが転がり出します。次のコマでは、玩具たちが追いかけます。その次では、リリパッドが居場所を見つけます。せりふを書いてもいいですし、表情だけでお話を伝えてもいいでしょう。

ウッディが考えているときは、帽子のつばに手を当てます。バズが任務を見つけたときは、胸を張ります。ジェシーは走り出す直前に目を輝かせます。レックスは怖いときに体を小さくします。リリパッドは画面の色や目の形を変えることで、いろいろな気持ちを表せます。

緑色の画面は、新しい考えを思いついた合図にできます。黄色はうれしい気持ち、青は宇宙モード、赤は充電が少ないときの色です。紫色は秘密のメッセージが届いた合図にしてもよいでしょう。色の意味は、子どもが自由に決められます。

リリパッドの充電が残り一パーセントになった場面も、楽しい物語になります。画面が少し暗くなり、声も小さくなります。ウッディは玩具箱の中から充電ケーブルを探します。ジェシーはカーテンの後ろを調べ、バズはコンセントを宇宙基地の装置のように観察します。

レックスは長いコードが動いたと言いますが、それは自分のしっぽでした。フォーキーはプラグの部分を頭にのせ、王様の冠だと思っています。

コンセントへ行くには、本の山を越え、椅子の下をくぐり、掃除機の横を通らなくてはなりません。掃除機は止まっているのに、レックスはできるだけ遠くを歩きます。ジェシーは先へ行きすぎ、ウッディは遅れている仲間を迎えに戻ります。バズは小さなランプの光に気を取られます。

ようやく壁の近くまで来たのに、ケーブルの長さが足りません。

ここで解決方法を考えるのは、リリパッドではなく、ぬりえをしている子どもです。腕の長いロボットを描いてもいいでしょう。玩具の電車でリリパッドを運んでもかまいません。エネルギーを分けてくれる光る花や、自分で走ってくる電池を描くこともできます。

道が届かなければ橋を描きます。空を飛ぶ必要があるなら翼を加えます。レックスが暗がりを怖がるなら、星形のランプを置いてあげましょう。紙の上では、必要な物を自分の手で作れます。

このリリパッドのぬりえは、放課後のゆっくりした時間、雨の日、家族で画面から少し離れて過ごしたいときにもぴったりです。印刷した紙と画材を用意すれば、すぐに始められます。

大人は塗る色を決める代わりに、楽しい質問をしてみましょう。リリパッドの画面には何が映っているのか。ウッディはどこへ向かっているのか。バズは何を宇宙船だと思っているのか。レックスはどうして隠れているのか。

一つの質問から、子どもの言葉で新しいお話が広がります。正しい答えを探す必要はありません。答えが毎回変わってもよいのです。

今日はリリパッドがお祭りの案内役で、明日は海の研究員になります。次の日は宇宙船の船長になり、別の日には玩具学校の先生になります。画面を黒板にして、ウッディに地図の読み方を教えるかもしれません。

ジェシーは授業中でも競走を始めたくなります。バズは惑星について説明し、レックスは問題を出される前から「分かりません」と言ってしまいます。フォーキーは授業で使った紙を、あとでもらえるかどうか気にしています。

学校の場面を描くなら、机、かばん、本、時計、窓を加えられます。画面にはなぞなぞを表示してみましょう。

「朝は電車、お昼はお城、夜は海の船になるものは何でしょう」

答えは、子どもが遊びに使う一つの空き箱です。同じ物が何にでも変わることは、リリパッドにとって新しい発見かもしれません。

完成した絵は、子ども部屋や冷蔵庫に飾ったり、トイ・ストーリー5の作品をまとめるファイルへ入れたりできます。大人に手伝ってもらいながら輪郭に沿って切り、厚紙へ貼れば、紙の玩具として遊ぶこともできます。

靴箱はボニーの部屋になります。きれいなペットボトルのふたは椅子になります。布の切れ端はカーペットやカーテンになります。ウッディ、バズ、ジェシー、レックス、フォーキーを別の紙に描けば、小さな舞台が完成します。

同じリリパッドの絵を何人かの子どもが印刷しても、完成した作品は同じにはなりません。一人は緑色のリリパッドを描き、池の中に住ませます。別の子は紫色に塗って、宇宙船の船長にします。探偵になるリリパッドもいれば、お祭りの司会者になるリリパッドもいるでしょう。

たくさんの絵を並べれば、一人のキャラクターから、いくつもの冒険が生まれたことが分かります。

最初に始まったおもちゃ会議では、ウッディたちはリリパッドがおもちゃなのかどうかを決めようとしていました。けれど、色を塗り、絵を描き、話を作っているうちに、その質問はだんだん気にならなくなっていきます。

リリパッドは画面の中からゲームを見せられます。ウッディたちは空き箱や布から遊びを生み出せます。そして子どもは、紙と色から誰も知らない物語を作れます。

トイ・ストーリー5のリリパッドぬりえを印刷したら、好きな画材を手に取ってください。画面にはお祭り、水族館、宇宙地図、玩具学校、逃げるたこ焼きのどれを描いてもかまいません。周りに新しい仲間を描き、絵の具で背景を塗り、色鉛筆で小さな秘密を加えてみましょう。

リリパッドはたくさんのゲームを知っています。それでも、今からこの一枚の紙に生まれる遊びだけは、まだ知りません。最初の色が紙に触れた瞬間、おもちゃ会議では決められなかった答えが、子どもの描いた世界の中でそっと動き始めます。