トイ・ストーリー

フォーキー

1 1 回視聴 2時間前

プラスチックの先割れスプーンを使った白い体、左右で異なる目、赤い眉、青い口、ピンクのほっぺ、モールの腕、木の棒のような足が描かれたフォーキー(Forky)の印刷用線画です

ぼくは白いのに、どこをぬるの?」と、フォーキー(Forky)が首をかしげているように見えてきませんか。白い先割れスプーンの体、左右で大きさの違う目、くねくね曲がった赤い腕。フォーキーは、ほんの少し色を加えるだけで表情が大きく変わるキャラクターです。この『トイ・ストーリー5』のフォーキーぬりえを印刷して、いつもの色で仕上げたり、目や口を描き変えたりしながら、自分だけの一枚を作ってみましょう。

まずは、色鉛筆を持つ前に目をじっくり見てみます。フォーキーの目は同じ大きさではなく、きれいに一列に並んでいるわけでもありません。だから、左右をそろえようと頑張らなくても大丈夫です。片方の黒目を上に、もう片方を横に向ければ、二つのことを同時に考えて混乱しているような顔になります。両方を下に向けると、机の上に落ちた小さな消しゴムを不思議そうに見つめているようにも見えます。

同じぬりえを二枚印刷すると、表情比べも楽しめます。一枚目は、二つの目を同じ方向へ向けて、何かを真剣に観察している顔にします。二枚目は、黒目を反対方向へ動かし、眉や口の形も少し変えてみます。ほかの部分を同じ色でぬっても、顔だけでまったく別のフォーキーに見えるはずです。

目の上にある赤い眉は、気持ちを表す大切な部分です。中央を鋭く曲げると、びっくりしたような顔になります。少しゆるやかにすると、じっくり考えている表情に変わります。小さな子は、描かれている形の中を赤くぬるだけで十分です。絵を描くことに慣れている子は、別の紙で眉の形をいくつか試してから、二枚目のぬりえに好きな形を描き足してもよいでしょう。

青い口は、白い体の中で特によく目立ちます。色鉛筆を使うなら、黒い輪郭の近くから中央へ向かって少しずつぬると、線を隠しにくくなります。カラーペンなら、はっきりした青に仕上がります。ただし、普通のコピー用紙ではインクが裏へしみることがあるので、同じ場所を何度も重ねず、下にいらない紙を一枚敷いておくと安心です。

口の形を利用して、気持ちを描き分けることもできます。上向きの曲線ならうれしそうな顔、大きく開いた形なら驚いた顔、細く波打つ形なら困っているような顔になります。新しい口を描くときは、映画の中の特定の場面を再現するのではなく、子どもが考えた表情として楽しみます。

ピンクのほっぺは小さな部分なので、短い時間でも完成させやすい場所です。クレヨンを小さく円を描くように動かすと、すぐに色が入ります。色鉛筆なら、中央を少し濃く、外側を薄くすると、ふんわりしたほっぺに見えます。左右がまったく同じ濃さにならなくても、手作りおもちゃらしいフォーキーにはよく似合います。

フォーキーの体は白い先割れスプーンなので、全体を白いクレヨンでぬりつぶす必要はありません。紙の白さを、そのまま体の色として使えます。輪郭が背景に溶け込んで見えるときは、片側だけに薄い灰色を入れてみましょう。反対側へごく淡い水色を加えると、プラスチックに光が当たっているような表現もできます。この水色は公式の配色ではなく、ぬりえを見やすくするための工夫です。

六歳くらいの子なら、白い体をそのまま残し、口、ほっぺ、眉、腕など色のある部分から始めると取り組みやすくなります。九歳や十歳くらいの子は、光がどちらから当たっているかを想像しながら、影を入れてみてもよいでしょう。左から光が来ると決めたなら、右側の縁を少しだけ灰色にします。強くぬらず、軽い力で二、三回重ねるくらいで十分です。

頭の上に並ぶ丸みのある先端は、輪郭をゆっくり追う練習に向いています。一度に大きく往復するより、一つずつカーブに沿ってぬるほうがきれいに仕上がります。手首が動かしにくくなったら、手を無理にひねらず、紙の向きを少し変えてみます。短い線を重ねると、細い場所でもはみ出しにくくなります。

それでも線の外へ少し色が出てしまったら、全部を消す必要はありません。フォーキーは、目の高さも腕の曲がり方も左右で違う、手作り感たっぷりのおもちゃです。少し曲がった色の線も、ボニーが工作をしたときに残った跡のように見えるかもしれません。

赤い腕は、工作で使うモールをくるくる曲げたような形をしています。簡単に仕上げたいときは、一色の赤でぬるだけでも十分です。ふわふわした質感を表したいときは、腕の曲がりに合わせて、小さな弧をいくつも描きます。下側に暗い赤、上側に明るい赤を使うと、平たい線ではなく、丸くねじれたモールのように見えてきます。

クレヨンと色鉛筆を組み合わせる方法もあります。最初に赤いクレヨンで大まかに色を入れ、その上から濃い赤の色鉛筆で短い曲線を足します。左右の腕を同じ濃さにそろえなくても構いません。片方に影が多く、もう片方が明るくても、フォーキーの不ぞろいな雰囲気によく合います。

足元には、木の棒のように見えるパーツがあります。ベージュ、薄い茶色、はちみつ色などを使うと、木らしい色合いになります。下地をぬったあと、長さの違う細い線を三、四本ほど入れるだけで、木目のように見えます。すべての空白を線で埋める必要はありません。

体と足をつないでいる白い部分は、そのまま残してもよいでしょう。下側に薄い灰色の影を入れると、白い紙の上でも形が分かりやすくなります。もし足の小さな虹色の飾りが絵に入っている場合は、よく削った色鉛筆を使うと、狭い場所でも色を分けやすくなります。

二枚目のぬりえでは、虹の代わりに自分でマークを考えることもできます。星、雲、サッカーボール、動物の顔、自分の名前の最初の文字など、好きなものを小さく描いてみます。これはぬりえのために考えた飾りであり、映画に登場する新しいデザインではありません。

フォーキーは、『トイ・ストーリー4』でボニーが幼稚園の工作の時間に作った手作りおもちゃです。日本のディズニー公式サイトでは、先割れスプーンから作られたキャラクターとして紹介されています。ボニーのお気に入りになったにもかかわらず、本人は自分をゴミだと思い込み、逃げ出してしまいます。ウッディは、そんなフォーキーを助けようとします。

この設定を使って、紙の上だけで新しいおもちゃを考える遊びもできます。実際のごみや細かなプラスチック部品を集める必要はありません。フォーキーの近くに、消しゴム、鉛筆キャップ、折り紙の切れ端などを描き、そのうち一つに目と口を付けます。

たとえば、消しゴムが自分を小さな枕だと思っているキャラクターになってもよいでしょう。鉛筆キャップを帽子にした紙箱のロボットを描くこともできます。新しいおもちゃには、名前と一つだけ特別な性格を付けます。「雨の日だけおしゃべりする」「本を開く音が大好き」など、短い設定があれば、小さな物語が始まります。

フォーキーの周りには、大きな吹き出しを描くのもおすすめです。日本では、短編シリーズの正式なタイトルとして『フォーキーのコレって何?』が使われています。フォーキーが「友達って何?」「愛って何?」「時間って何?」など、身近なことについて質問する十の短編が紹介されています。

ぬりえの吹き出しには、子どもが考えた質問を書きます。「鉛筆はどうして削るたびに短くなるの?」「ランドセルは夏休みに何をしているの?」「消しゴムで消した文字はどこへ行くの?」など、机の上や学校で見つけた疑問がよく合います。これらは映画や短編のセリフではなく、ぬりえ遊びのために作った言葉です。

まだ長い文を書けない子は、質問を家の人や先生に話して書いてもらえます。そのあと、吹き出しの周りや文字を好きな色で飾ります。自分で書ける子は、最初に鉛筆で薄く文字を置き、吹き出しに収まることを確かめてから色ペンでなぞります。長い質問なら、吹き出しを二つに分けても構いません。

質問を決めてから背景を描くと、場面を作りやすくなります。鉛筆について聞いているなら、鉛筆削りと削りくずを描きます。雨のことを考えているなら、窓の外に梅雨の雨や水たまりを加えます。本についての質問なら、本棚や絵本の山を置けます。

日本の子どもに身近な教室を描くなら、机の上の筆箱、ノート、折り紙、上履き袋などから二、三個だけ選びます。背景を全部埋めなくても、どこにいるのか十分に伝わります。フォーキーの体は白いので、周りに少し余白を残すと、輪郭が見えやすくなります。

机の下に置かれたランドセルから、フォーキーが顔を出している場面を描くのも楽しいでしょう。本人は「どうしてランドセルには教科書の部屋がたくさんあるの?」と考えているかもしれません。これは子どもが作る想像の場面であり、映画に登場した出来事ではありません。

もっと大きな背景を描きたい子は、文房具を巨大な町に変えてみます。定規は橋、消しゴムは岩、筆箱は長い建物、立てた色鉛筆は色とりどりの塔になります。フォーキーはその真ん中で、どうして自分だけこんなに小さくなったのか悩んでいるようです。

大きな背景は、最初にノートや筆箱などの広い形から描きます。そのあとで、表紙の模様、鉛筆の削りくず、小さな紙片を加えます。初めから細かなものをたくさん置くより、フォーキーの周りに余白を残しながら進めると、見やすい絵になります。

同じぬりえを二枚用意して、「いつもの色」と「自由な色」を比べてもよいでしょう。一枚目は、白い体、赤い腕と眉、青い口、ピンクのほっぺ、木のような色の足で仕上げます。二枚目は、テーマを一つ決めて、まったく違う色や模様を考えます。

宇宙のフォーキーなら、紫の腕、星の模様、惑星のマークが似合います。海のフォーキーなら、青い波、泡、小さな魚を描けます。春なら桜の花びら、夏なら水風船、秋なら色づいた葉、冬なら雪の結晶を背景に加えることもできます。

こうした季節のデザインや衣装は、公式の姿ではありません。子どもが色をぬり、模様を描き、同じ線画がどれほど変わるかを楽しむためのアイデアです。絵の下に「どうしてこの色にしたのか」を一文書くと、作品の物語がさらに伝わります。

小さく印刷した四枚のフォーキーを使って、「きもちカード」を作ることもできます。一枚目はうれしい顔、二枚目はびっくりした顔、三枚目は困った顔、四枚目はじっくり考えている顔にします。変えるのは、黒目の向き、眉の角度、口の形だけです。

完成したカードを家族や友達に見せて、どんな気持ちに見えるか当ててもらいます。そのあと、描いた子が、なぜその表情にしたのかを話します。黒い点の位置や短い曲線だけでも、見る人が受け取る気持ちは変わります。

教室で取り組む場合は、同じフォーキーのぬりえでも、いくつかの役割に分けられます。あるグループは表情を考え、別のグループは質問を書き、ほかのグループは背景を描きます。並べて飾ると、同じ線画から始まったとは思えないほど、いろいろな作品が集まります。

「一番きれいにぬれた絵」を決める必要はありません。目をどうしてランドセルのほうへ向けたのか、雨の背景を選んだ理由は何か、どうして腕を紫にしたのかを聞くほうが、作品の違いを楽しめます。

家では、子どもと大人が一枚を分担してもよいでしょう。一人が目の向きを決め、もう一人が口の形を選びます。二人で、フォーキーが何を考えている顔なのか話し合います。次の一枚では役割を交代すると、別の表情が生まれます。

『トイ・ストーリー5』のピクサー公式紹介では、フォーキーは今ではおもちゃであることを気に入っています。プラスチックのナイフから生まれたカレン・ビバリー(Karen Beverly)と結婚することになり、ゴミや人生、おもちゃであることについて自分が学んだことを彼女へ教えています。ときどき工作らしい修理が必要になりますが、ボニーは工作が大好きだとも説明されています。

この情報から、お祝いの枠を描く遊びが生まれます。ただし、映画の結婚式がどのような場面になるかを想像して、公式の場面のように見せる必要はありません。紙の端にハート、リボン、花、折り紙のような色紙を描き、子どもが作ったお祝いカードとして仕上げます。

もう一枚には、「ボニーが直したフォーキー」を描けます。腕に紙のつぎ当てを描いたり、足のマークを新しくしたり、体に色付きテープを描き足したりします。そして、なぜ修理が必要になったのかを一文で考えます。「ランドセルの中でノートにはさまった」「おもちゃ箱の後ろへ落ちた」など、ここでの出来事は子どもが作ったお話です。

色鉛筆、クレヨン、カラーペンがあれば、ぬりえは十分に仕上げられます。色鉛筆は目や小さな飾り、薄い影に向いています。クレヨンは腕やほっぺを早くぬれます。カラーペンは青や赤をくっきり見せられます。絵の具でぬりたい場合は、少し厚めの紙に印刷し、水を付けすぎないようにします。

フォーキーのぬりえには、線から少しくらい色が出ても気にしなくてよいという、うれしいところがあります。目はもともと左右で違い、腕は同じ形に曲がっておらず、口も手で形を作ったように見えます。少しずれた線まで、手作りのおもちゃらしい味になります。

白い先割れスプーンの体、大きさの違う目、赤い眉、青い口、ピンクのほっぺ、くねくねした赤い腕。フォーキーをフォーキーらしく見せているのは、ほんのわずかな色と形です。黒目を一つだけ横へ動かせば、机の上で何かを発見し、誰も思いつかなかった「コレって何?」をまた考え始めたように見えてきます。