トイ・ストーリー

ボニー

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ボニー(Bonnie)の手は、かつて幼稚園の工作でフォーキーを生み出した手です。その同じ手が、今は最新型タブレットのリリーパッド(Lilypad)をしっかりと抱えています。大きな瞳は画面にくぎ付けで、すぐそばにいるはずのおもちゃたちへ向けられていません。このぬりえは、『トイ・ストーリー5』でボニーの毎日が大きく変わっていく瞬間を描いています。

画像を印刷すると、ボニーがどれほど画面に集中しているのかがよく分かります。顔はリリーパッドの方へ向き、両手は端末の左右を囲み、視線もほかの場所へ動いていません。ウッディ(Woody)やバズ・ライトイヤー(Buzz Lightyear)、ジェシー(Jessie)が描かれていなくても、おもちゃたちが心配する理由を伝えられる構図です。

『トイ・ストーリー5』のボニーは8歳。おもちゃが大好きな、やさしくて内気な女の子であることは変わりません。ただ、周囲の子どもたちは次第におもちゃから離れ、自由な時間を画面の前で過ごすようになっています。ボニーは友達との話題が合わず、自分もそろそろ遊びを卒業する年齢なのではないかと悩み始めます。

そんな娘を心配した両親から贈られたのが、リリーパッドです。丸みのある緑色の本体や上部の目はカエルを思わせますが、中身はさまざまな機能を備えた最先端のタブレット。明るく話しかけ、すぐに反応し、ボニーがほかの子どもたちとつながる方法まで提案します。

リリーパッドは、ボニーにダンス教室の友達と「The Pond」でチャットするよう勧めます。自分から声をかけるのが苦手なボニーにとって、落ち着いてメッセージを読んだり返事を考えたりできる画面上の会話は魅力的です。リリーパッドが単なるゲーム機ではなく、ボニーの悩みに入り込む存在だからこそ、おもちゃたちにとって手強い相手になります。

ジェシーとリリーパッドは、見た目も考え方も正反対です。ジェシーは、おもちゃを手に持って自分で物語を作る遊びを大切にします。リリーパッドは、メッセージやデジタルの遊びをすぐに届けます。それでも、ボニーを助けたいという気持ちは共通しています。『トイ・ストーリー5』の対立は、単純に「おもちゃは良くて、タブレットは悪い」と決める話ではありません。ボニーの時間や笑顔を、どんな方法で支えるのかが問われています。

ボニーとおもちゃたちの関係は、『トイ・ストーリー3』の終盤から続いています。大学へ向かうアンディは、自分の子ども時代を支えた大切なおもちゃをボニーへ託しました。ボニーがウッディやバズ、ジェシーたちを大事に扱い、自分なりの遊びを作れる子だと知っていたからです。

彼女の遊び方はアンディとは少し違います。物語の役割が途中で変わったり、カウガールと宇宙飛行士と恐竜が同じ場面に登場したりします。ピクサーはボニーの想像の世界を表すために、子どもの絵やチョーク、紙工作のような質感を取り入れています。整いすぎていない形や手作り感が、自由に広がる彼女の発想と結び付いています。

その創造力を最もよく表すキャラクターがフォーキー(Forky)です。『トイ・ストーリー4』で、ボニーは幼稚園の工作の時間に先割れスプーンなどを使ってフォーキーを作りました。本人は自分をゴミだと思っていましたが、ボニーにとっては大切なお気に入りです。高価な商品でなくても、子どもが名前を付けて心を寄せれば特別なおもちゃになることを示しています。

フォーキーとリリーパッドを比べると、ボニーを取り巻く環境の変化がよく見えます。フォーキーは彼女の手と想像力から生まれました。リリーパッドは、完成したゲームや会話を画面からすぐに届けます。ボニーが創造力を失ったわけではありませんが、その力を使って遊ぶ時間が画面に置き換わり始めていることが、この場面から伝わります。

色を塗るときは、まずボニーの目に注目してみましょう。大きな茶色の瞳はリリーパッドへまっすぐ向いています。外側を濃い茶色、中央を少し明るい茶色にし、小さな白い部分を残すと、画面を見つめる表情がはっきりします。細かい部分なので、先の細い色鉛筆が使いやすいでしょう。

ボニーの髪は短い濃い茶色で、横へ流れた前髪と自然に飛び出す毛先が特徴です。一色で塗りつぶすより、髪の流れに沿って短い線を描くと立体感が出ます。全体には中くらいの茶色を使い、前髪の下や内側の毛束へ濃い色を加える方法もあります。

リリーパッドには、明るさの違う緑を二色ほど使うと形が分かりやすくなります。正面を明るい緑、縁や目の周辺を濃い緑にすると、カエルらしいデザインが引き立ちます。画面は淡い水色や青緑で薄く塗り、中に描かれた線やマークを残すのがおすすめです。

ボニーの指と端末の輪郭は近いため、手の部分はゆっくり色を塗るときれいに仕上がります。服の広い面にはクレヨン、顔や髪、画面には色鉛筆が向いています。カラーペンを使う場合は、インクが裏へ抜けても机が汚れないよう、印刷した紙の下にもう一枚敷いておくと安心です。

この絵は、言葉がなくても姿勢や視線から気持ちを読み取れることも教えてくれます。ボニーが画面に夢中だと分かるのは、目の向き、端末を抱える手、顔の角度がそろってリリーパッドを指しているからです。背景を描き足す場合も、部屋の棚や床を簡単に加える程度にすると、二人の関係が中心に残ります。

アンディからおもちゃを受け継ぎ、自分の手でフォーキーを作ったボニーは、今も想像力豊かな女の子です。一方で、成長する中で友達との距離に悩み、新しいデジタルの交流にも引かれています。リリーパッドを抱え、画面から目を離さない姿には、『トイ・ストーリー5』の大切な問いが表れています。変わり始めたボニーの日常に、ウッディやバズ、ジェシーたちが活躍できる場所は、まだ残されているのでしょうか。